フットボール デイズ

日々学び成長したい。ジュニアサッカーの保護者・審判・コーチそれぞれの立場から、自分が思うことを書いてます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

スポ少のコーチ会議

スポ少サッカーチームのコーチ会議が意味のあるものになればいいなと思っている。せっかくの休日に時間を作って集まって、時間と労力を無駄にしたくないなと思う。子供にとって、チームにとってポジティブな会議にしてほしい。とはいえ、僕は完全にペーペー…

一回で止める、顔を上げる、遠くを見る

元日本代表の中村憲剛さんが、サッカーで大切なこととして「一回で止める、顔を上げる、遠くを見る」の3つを挙げていた。 一回でボールを止めるとすぐに次のプレーに移れるし、顔は上がる。顔が上がれば相手は簡単に飛び込めない。一番遠くを見てプレーする…

「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと」

「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと」 (大橋恵、後藤悦子、井梅由美子 著) のまとめと僕が感じたことを書こうと思う。 ・外遊びの減少により、子供の運動能力と体力が年々低下している 近年、子供達の外遊びの機会は減少しており、それに伴…

コーチと保護者の距離感

子供のサッカーにおいて、保護者の存在は非常に大きい。特に小学生年代は。保護者によってその子の成長が大きく左右されることも多いと思う。 練習の時や試合の時に、近くまで入ってきてしまう保護者も中にはいる。過保護や過干渉、サイドコーチングという問…

ドリルトレーニングについて

ドリルトレーニングとは技術の反復練習のことで、スペインではアナリティコと言うそうだ。 "サッカーはサッカーをすることで上手くなる"と言う考え方もあり、認知→分析→決断の伴わない"技術"だけにフォーカスしたドリルトレーニングを批判する方もいるようだ…

スポ少コーチの(余計な)プライド

成長するために手放した方が良いものの一つとして(余計な)プライドが挙げられると思う。(向上心だったり責任感だったり、大切にしたいプライドも、もちろんある) スポーツ少年団のコーチの中には(僕も含め)、なかなか捨て切れない・手放せない(余計な…

オスグッドって何?

小学校高学年ぐらいの子供に発生しやすい膝の成長痛"オスグッド"について調べてみた。 オスグッド病、正式名称は、オスグッド・シュラッター病と言うそうだ。 オスグッドは、膝の下あたりの骨が出っ張ってきたり痛みが出ることが特徴だが、一度痛みが出たら…

ヘッドダウンの癖

先日、知り合いの子がジュニアユースの試合に出ていたのを見る機会があった。元々小学生の頃から、ボールを持つとヘッドダウンする癖がある子だったが、2年ぶりぐらいにプレーを見ると、ヘッドダウンの癖は変わっていなかった。 頭を下げてボールばかりを見…

目の前の子供達に全力を注ぐ

以前、温度差の記事を書いたが、僕のコーチとしての温度は正直、高い方で、温度の低いコーチからは多少うざがられていると思う。。 ただ、熱さは出来る限り隠しているし、それを人には押し付けたりはしないようにしている。 結局、大人は変わらないし、人を…

発達障害について知ろう

【発達障害とは】:生まれつき脳の一部の機能に障害があることによる特性。本人の得意・不得意などの特性と、環境や周囲の人との関わりのミスマッチから、社会生活に困難が発生するもの。 発達障害は見た目には分かりにくく、「わがまま」「困った子」「変わ…

発達障害とジュニアサッカー

発達障害という言葉は、世間でも広く認知されるようになり、ジュニアサッカーにおいても発達障害の子供への理解は少しずつ大きくなってきていると感じますが、よりチームプレーや規律が求められるようになる高学年になると、様々な原因からサッカーを辞めて…

スポ少の温度差

スポーツ少年団では、熱心な保護者と、そうではない保護者の”温度差”がトラブルになることがある。熱心な保護者は積極的にチームの仕事に参加したり、応援にも熱が入り、練習内容や試合での采配にまで口を出す方も中にはいたりする。一方、送迎をするだけで…

サッカーのキャンセル力

サッカーは「よーいドン」でスピードを競ったり、ぶつかるパワーを競う競技的な側面もあるが、フライングをしたり、後出しジャンケンで相手の逆をつく駆け引きを楽しむゲーム的な側面もある。 キャンセルとはシュートを打とうとして、相手がシュートブロック…

ネクストメンタリティ

小野剛さん著「サッカーコーチングレポート」で、良い監督の条件として ・サッカーへの情熱、進歩への向上心・専門的知識、マネジメント能力・ネクストメンタリティ が挙げられています。 ネクストメンタリティとは、勝った時も負けた時も、強い気持ちとモチ…

育成改革(指導者改革)について

先日、スペインのビジャレアルの育成改革(指導者改革)についての記事を読みました。 www.sakaiku.jp 2014年にビジャレアルのアカデミーで行われた育成改革の紹介で、目的は指導者改革により選手の変革をうながすこと。 内容は、指導風景を撮影し、映像をも…

サッカーの楽しさとは

「スポーツ」の語源はラテン語の「deportare(港を離れる)」。 日々の生活から離れること、気晴らしをする、楽しむ、遊ぶなどを意味します。 サッカーも本来は非日常を楽しむ遊びです。 ではサッカーの楽しさとは何でしょうか? ・思いっきり身体を動かす楽…

毎日5分の積み重ね

日々の積み重ねが人を作っていく。 たったの5分でも、1ヶ月続ければ2時間半になり、1年で30時間になります。 子供達に伝えるために、言葉の説得力を出すために僕も1日5分、必ずボールタッチをするようにしました。 老化に抗いながら、日々を積み重ねていこう…

君を大切に扱わない人に君の大切な時間や感情を使わない

「恋人でも友達でもそうだが君を大切に扱わない人に君の大切な時間や感情を使ったらダメ。大切にされてないと感じたら即座に距離を置け。それが原因で絶交しようと別れようと関係ない。君を大切にできない人に君と関わる資格はない。一方通行の人間関係は君…

セルフトーク

【セルフトークとは】: 頭の中で自分自身に語りかけている言葉のこと。 人間は1日に3~5万回セルフトークを発していると言われています。通常、人間の思考は頭の中の言葉で行われます。 人間の潜在意識は言葉から影響を受け、思考が行動や習慣へと影響を与…

勘違いコーチにならないために

少年団チームは、コーチが勘違いしがちな環境だなぁと感じます。 ※もちろんしっかりとチームマネジメントされているチームも多いと思いますし、あくまで個人的な意見として、あくまで自分への戒めとして書いてます。。 保護者側の要因: ・コーチに対し、過…

2秒先の未来が見えるマシン

サッカーは、 ①攻撃、①攻→守の切り替え、③守備、④守→攻の切り替えという4つの局面が、絶え間なく変わり続けるスポーツです。 相手より多くゴールをするためには、相手より速く(早く)プレーすることが求められます。近年のサッカーは、ハイプレッシャー、攻…

質問→気づき=オートクライン効果

人は質問をされることでベクトルが自分に向き、自分と会話をする中で気づき、答えを見つけていきます。 子供の意欲を引き出すには、指示や助言ではなく信頼関係を構築し、認め・聴き・問いかけることが大切です。 僕たち大人は、ついつい今までの経験から来…

承認欲求から自由になろう

SNSを始めた頃、何気ない日常を書いただけで、いいね!ボタンを押してもらったり、リツイートされると何だか嬉しかった。それが、段々と、いいね!を貰いに行くようになって、いいね!が少ないと不安になったり、書くことがストレスに感じたりするようになる…

M-T-M(Match-Training-Match)

サッカーにはM-T-Mというメソッドがあります。オランダでは、M-A-T-M(Match-Analytics:分析-Training-Match)と言う考え方だそうです。ゲームで日頃のトレーニング成果を確認・分析するとともに、課題を抽出してトレーニングメニューを作成し、トレーニング…

応援される人になろう

強いチームでもそうでないチームでも、応援されるチーム・応援したくなるチームがあると思います。 また結果を出しているかどうかに関わらず、応援したくなる選手もいると思います。 応援はチカラをくれます。自分(たち)が持っている以上のチカラを発揮出…

情熱は足りているか

「情熱は足りているか」という言葉は、本田圭佑選手が、困難に直面した時に自分に問いかける言葉として有名です。 うまくいかないことがあった時も、誰かのせいにはせず、常にベクトルを自分に向け、自分の責任で困難に立ち向かって行く、そんな本田選手らし…

2020/21フットサルルール改正まとめ

今回は、2020/21フットサルの競技規則の主な改正点についてまとめてみました。 [ピッチ]・(改正前)→ゴールが守備側競技者によって動かされた場合は、その後ゴールが決まっても得点として認められない。・改正後→ゴールが守備側競技者によって動かされて…

自己覚知

”一番難しいことは自分自身を知ることであり、一番易しいことは何もしないで助言だけ与えることである。” タレス(ギリシャの哲学者) 「自己覚知」とは: (対人援助者として)自分をコントロールするために、自分の考え方、価値観、どんな時に感情が揺れ動…

教えない指導

サッカーのコーチングでは、教えないこと(教え過ぎないこと)が大事だと言われることが増えました。子供に問いかけて、子供自身が答えを見つけるのを待つというやり方です。(かなり大雑把に言うと)子供が自分で見つけた答えなら忘れない。コーチが教えた…

声を出すこと自体が「目的」になっていないか

サッカーにおける"声かけ"は非常に重要です。 サッカーでは、"後ろの声は神の声"という言葉があり、味方に状況を伝えてあげる声はまさに”神様の声”なのです。 最近はコロナ禍の無観客試合や応援禁止試合のピッチから選手の大きな声が聞こえてきて、びっくり…