M-T-M(Match-Training-Match)
サッカーにはM-T-Mというメソッドがあります。オランダでは、M-A-T-M(Match-Analytics:分析-Training-Match)と言う考え方だそうです。
ゲームで日頃のトレーニング成果を確認・分析するとともに、課題を抽出してトレーニングメニューを作成し、トレーニングを重ねて次のゲームに望む、というサイクルのことです。
M-T-Mは、選手のスキルアップだけでなく指導者のスキルアップ(分析、計画、トレーニング等)も期待されています。
ゲームで抽出された課題は選手だけのものではなく、指導者の課題でもあります。
課題分析は、主観や感情ではなく具体的な事実にフォーカスすることが大切です。
指導者は、「何で出来ないんだ!」と、感情的に選手に怒鳴るのではなく、ゲームで抽出された課題を踏まえ、「これからどうすれば良いか」を冷静に分析し、選手だけでなく自分自身の指導方法にも目を向ける必要があると思います。
サッカーのリーグ戦文化は、目先の1試合の結果ではなく、長期に渡るモチベーションとなり、選手と指導者が課題にトライし、勝ちや負けを経験しながら、ともに成長していける可能性を持っています。
日本では年間を通したジュニア年代のリーグ戦が定着するにはまだまだ課題(グラウンド確保等)は多いと思うし、そういう課題をクリア出来るように大人が協力していけたらいいなと思います。
長期に渡るM-T-M(Match-Training-Match)というサイクルの中で、選手も指導者も、リスクにチャレンジしながら、ともに成長していきたいですね!
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