2020/21フットサルルール改正まとめ
今回は、2020/21フットサルの競技規則の主な改正点についてまとめてみました。
[ピッチ]
・(改正前)→ゴールが守備側競技者によって動かされた場合は、その後ゴールが決まっても得点として認められない。
・改正後→ゴールが守備側競技者によって動かされても元々ゴールがあった所に入っていると認められれば得点となる。また、守備側競技者が故意にゴールを動かした場合は警告または退場となる。
[競技者の数]
・改正後→アップゾーンでアップ出来る人数は、各チーム5人(+フィットネスコーチ)までとなる。(改正前は人数の規定は無かった)
[競技者の用具]
・改正後→GKのサポーターは、ユニフォームと同じ色で統一し、過度に大きいサポーターは禁止。
[主審・第2審判]
・改正後→チーム役員の懲戒は退席のみだったが、退席だけでなく注意、警告もする事が可能となる。
・改正後→競技者が負傷した場合、試合を停止し負傷者をピッチから退出させる。(ピッチ内での治療は出来ない)
・改正後→4秒のカウントシグナルは、腕を横に振ってカウントする。(改正前は斜め頭上で指だけでカウントしていた)
[試合時間]
・改正後→試合(前後半)終了時のブザービートは廃止。ブザーが鳴った瞬間に試合終了となり、その後のゴールは認められない。
[プレーの開始および再開]
・改正後→コイントスに勝ったチームはキックオフを選択可能となる。
[キックオフ]
・(改正前)→ボールを一度、前方へ蹴り出さなければならない。
・改正後→ボールを直接後ろに下げることが出来る。また、キックオフから相手ゴールに直接得点することも出来るようになる。
[ドロップボール]
・改正後→ペナルティーエリア内では守備側のGKにドロップされる。それ以外は、最後に触れたチームの選手にドロップする。他の競技者は2m以上離れる。
[ファウルと不正行為]
・改正後→ピッチ外での競技者に対するファールも(サイドライン上からの)フリーキックになる。
・改正後→スライディングの際に体を支えている手であればボールが当たってもハンドにはならない。
・改正後→GKがゴール前でゴールを守っている時、決定的な得点機会を阻止するファールは退場ではなく、警告。
・改正後→ペナルティーエリア内でのファールでPKが与えられた場合は警告ともならない。(ファールの内容にもよる)
・改正後→交代選手やチーム役員などがピッチ外で、相手競技者に反則をした場合、サイドライン上から相手チームの直接フリーキックとなる。
[フリーキック]
・改正後→守備側の競技者が2名以上で壁を作った場合、攻撃側競技者は壁から1m以上離れる。
[ペナルティキック]
・改正後→ボールが蹴られる時、ゴールキーパーは、少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールライン上に置かなければならない。
・改正後→PK戦のキッカーは3人から5人となった。それでも勝敗が決しない場合はVゴール方式。
[キックイン]
・(改正前)→ボールはサイドラインから25cm以内のコート外に置く。キックの際、軸足をコート内に足を入れてはいけない。
・改正後→ボールはサイドライン上に置かなければいけない。コート内に軸足を入れても良い。
※ボールを置く位置がサイドライン上と明確に規定された代わりに、キックの際の軸足はサイドラインを越えても良いことになりました。
[ゴールクリアランス]
・改正後→ペナルティエリア内の味方競技者にもパスが出来るようになる。
[その他]
・改正後→ベンチと外部の電子機器による連絡が可能となる。
※高校サッカー選手権で山梨学院高校がやっていた通信機器での情報交換がフットサルでも行えるようになります。
すでに行われたサッカーの改正に合わせたものも多くありました。
今回のルール改正により、フットサルの戦術も変わってくるかもしれませんね。
↓ JFA 2020/21 フットサル競技規則改正の主な変更点 解説
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