フットボール デイズ

日々学び成長したい。ジュニアサッカーの保護者・審判・コーチそれぞれの立場から、自分が思うことを書いてます。

「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと」

f:id:neggio:20210221091237j:plain

「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと」

 (大橋恵、後藤悦子、井梅由美子 著)

 のまとめと僕が感じたことを書こうと思う。

 

・外遊びの減少により、子供の運動能力と体力が年々低下している

近年、子供達の外遊びの機会は減少しており、それに伴い子供達の体力と運動能力は低下している。ここ30年間のスポーツテストの数値はずっと低下傾向で、これは他の先進国も同様とのこと。

 

→ 外遊びでは、様々な動き(コーディネーション)を身につけたり、体力や考える力、コミュニケーション力を鍛えることも出来るが、今の社会環境は子供達の外遊びの機会を奪ってしまっている。実際、サッカーが非常にうまい子供でも、でんぐり返しや逆上がり、ボールを投げるなど、他のことが全く出来ない子供が増えていると感じる。

 

・スポーツをする子供と全くしない子供の二極化が進んでいる

子供にスポーツをさせたいと考えている家庭は多いものの、実際にスポーツをしている子供と全くしていない子供の二極化が進んでいる。スクールやスポーツクラブを掛け持ちして学校以外で週5日以上スポーツをしている子がいる一方、体育の授業以外に運動をする機会のない子もいる。

世帯年収800万円以上の家庭のスポーツ参加率は64.7%、400~800万円の世帯は58.2%、400万円未満の世帯は47.2%と、収入によるスポーツへの参加率には大きな開きが出ている。

 

→ 住んでいる地域で手ごろな費用で参加出来るスポーツ少年団のようなチームには、まだ出来ることがあるんじゃないかなぁと思う。

 

・スポーツの低年齢化(早期専門化)とバーンアウトの問題

子供をサッカー選手にさせたい大人が、スクールやクラブチームを掛け持ちし、子供にサッカーを無理にやらせ過ぎてしまうことで、ケガの増加やバーンアウト燃え尽き症候群)といった心身の疲弊が出ることが増えている。

 

→ サッカーをしているのは親ではなくコーチでもなく子供だということを、たまに振り返ってみることが僕自身も必要だと思う。

 

・その他:指導者の暴言、暴力、ひいき、指導力不足、親の関わり(過保護、過干渉)

 

→ 子供のスポーツで問題になるのは実は大人の問題がほとんどだったりする。欧米ではスポーツペアレンティングというものがあって、親が学ぶ機会が増えているようだ。子供のサッカーを通じ、僕たち大人も学んでいくことが必要だ。指導力向上や保護者を含めたチームビルディングなどを、僕はコーチとして取り組んでいかなければいけないと感じた。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと [ 大橋 恵 ]
価格:2200円(税込、送料無料) (2022/4/6時点)

楽天で購入

 

 

★ジュニアサッカーの情報はこちらから★

にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ