フットボール デイズ

日々学び成長したい。ジュニアサッカーの保護者・審判・コーチそれぞれの立場から、自分が思うことを書いてます。

スポ少の温度差

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スポーツ少年団では、熱心な保護者と、そうではない保護者の”温度差”がトラブルになることがある。
熱心な保護者は積極的にチームの仕事に参加したり、応援にも熱が入り、練習内容や試合での采配にまで口を出す方も中にはいたりする。
一方、送迎をするだけで、練習や試合にはほとんど顔を出さない方もいる。
 
スポーツ少年団は、地域で活動する団体のため、住んでいる場所が近いというだけで、保護者の価値観が違うのは当然かもしれない。

「プロ選手になってほしい」という保護者から、「運動が出来ればいい」とか、習い事の一つとして、また託児所感覚で子供を預けている保護者まで様々だ。そういった意味で、Jのアカデミーや、方針がはっきりしているクラブチームと違い、スポーツ少年団は温度差がはっきりと出やすい環境かもしれない。

 

では、スポ少で温度差による保護者間のトラブルを回避するにはどうしたらいいのだろうか。考えてみた。
 

①自分の家庭の考え方(うちはうちというスタンス)を明確にし、それを人に押しつけない。

まずは、自分の家庭の方針をはっきりさせること。良い・悪いとかではなく、方針や、立ち位置をはっきりさせる。そして、他の家庭の方針についても、良い・悪いとかではなく、違いを尊重すること。みんな違って当然なのだ。

 

②スルースキルを身につける。

子供をサッカー選手にしたい、強いチームにしたいなど、サッカーに非常に力を入れている家庭もある。自主トレの強制やサッカー勉強会という謎の集まりへの参加、「◯◯すべき」と言った自分の正義や常識を押し付けてきたり、自慢やマウンティングに見える言動をされることもあるかもしれない。そんな時、「人は人、自分は自分」と割り切って笑顔で上手に聞き流せるようになると気持ちは楽になる。


③余計なことは言わない。

他にスクールに通っている、夫や妻の職業や学歴、子供の学校の成績など、比較されるようなことは無理に言わない方が穏便に過ごすためには得策だ。また親同士、適度な距離感を意識することも無用なトラブルを避けたり、良好な関係を維持するコツだと思う。

 

④出来る範囲で協力し、感謝の言葉を忘れない。

スポーツ少年団は親の協力があって初めて成り立つ団体。出来る範囲で協力する姿勢を見せることや、運営に積極的に関わってくれている方への感謝の気持ちを伝えることが大切だと思う。言葉一つで人の気持ちは変わるものだ。

 

”温度差”については、”温度”が熱ければ良い、熱い方が正しいというものではない。勝利至上主義・実力主義など方針を明確にしている少年団は別だが、方針が曖昧な少年団で、保護者が自分の価値観・正義を振りかざし人に押し付けてしまうのはトラブルの元になるし、お互いのストレスにもなると思う。

自分の価値観=常識ではない。価値観はみんな違って当然。

そして、サッカーをするのは子供であって、親ではないのだ。

 

 

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