スポ少のコーチ会議
スポ少サッカーチームのコーチ会議が意味のあるものになればいいなと思っている。せっかくの休日に時間を作って集まって、時間と労力を無駄にしたくないなと思う。子供にとって、チームにとってポジティブな会議にしてほしい。とはいえ、僕は完全にペーペーなのであくまで願望であるが。。
どんなコーチでも“子供のため”という思いは多分同じだと思う、子供のために何をするのか?その方法論、考え方が違うだけなんだ、きっと。
★無駄な会議ってどんなだろう?
① 目的が無い
やること自体が目的になっていたり、集まってただ話したり飲んだりするだけ、集まることが会議の全てになっている。会議という名の飲み会では、参加していない人の批判や陰口が出たりする。
② 何も決まらない
意見がぶつかり合い、着地点が見つからないまま、全くまとまらず、何も決まらない。
コーチになる方は、個性や我の強い方が多かったり、世代も20代~70代と親子以上に幅広いこともある。価値観や考え方が違ったり、人の意見を受け止められない方も多い。また年齢が上がったり経験が豊富になればなるほど、“今までのやり方”を変えることは難しくなると思う。
③ 決まったことが実行されない
せっかく会議で決まった合意事項なのに、一向に実行されず、そのままになってしまう。合意事項に納得出来なかった一部の人が後から反対していたり、期日や役割が曖昧だったため、誰が実行するのか分からないまま、時間が経っていく。
★会議の目的って何だろう?
・情報共有のための場
・アイデアを出し合う場
・チームとしての意思決定の場
・その他(チームの目標設定や役割分担などの相談)
★会議で気をつけたいことって?
(会議前)
・事前に会議の目的と議題を決め、参加者で共有する
・情報共有に関しては事前に資料を準備したり、メール等で共有出来る場合は会議では省略する
(会議中)
・参加者全員が発言出来るような雰囲気づくりを心がける
・他の人の意見を批判したり、自分の意見を押し付けない
・参加者に対するリスペクトを忘れず、メンバーやチームの成長につながる発言を心がける
・自分と違う意見もきちんと聞き、意見の食い違いから学ぶ姿勢を大切に
・いろんな意見があり、絶対の正解はないことを知る
•議論を整理し、ホワイトボード等に書いて、見える化する
・意見を取りまとめ参加者の合意形成をする
(会議後)
・決定事項を議事録としてまとめ、メンバーに共有する
・決定事項を実際に行うために、誰がいつまでに行うのか期日と役割を明確にする
★子供とチームのために、ぜひ良いコーチ会議にして下さい!
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一回で止める、顔を上げる、遠くを見る
元日本代表の中村憲剛さんが、サッカーで大切なこととして「一回で止める、顔を上げる、遠くを見る」の3つを挙げていた。
一回でボールを止めるとすぐに次のプレーに移れるし、顔は上がる。顔が上がれば相手は簡単に飛び込めない。
一番遠くを見てプレーする癖をつけるとピッチ全体が見えるようになってくるとのこと。(近くは周辺視野で見る)
中村選手のようなプロの中でもトップの選手は、顔が上がっていて、ピッチ全体が見えていて、ボールを見る回数が少なく、難しいことを簡単にプレーしているように見える。
逆に無駄なタッチが増えるほど、顔が下がり、周りが見えなくなる。一見テクニックがありそうで、簡単なプレーを難しくプレーしてしまう子供はけっこう多い。
「一回で止める、顔を上げる、遠くを見る」
普段の練習から意識して取り組むことが大切だ。
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「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと」
「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと」
(大橋恵、後藤悦子、井梅由美子 著)
のまとめと僕が感じたことを書こうと思う。
・外遊びの減少により、子供の運動能力と体力が年々低下している
近年、子供達の外遊びの機会は減少しており、それに伴い子供達の体力と運動能力は低下している。ここ30年間のスポーツテストの数値はずっと低下傾向で、これは他の先進国も同様とのこと。
→ 外遊びでは、様々な動き(コーディネーション)を身につけたり、体力や考える力、コミュニケーション力を鍛えることも出来るが、今の社会環境は子供達の外遊びの機会を奪ってしまっている。実際、サッカーが非常にうまい子供でも、でんぐり返しや逆上がり、ボールを投げるなど、他のことが全く出来ない子供が増えていると感じる。
・スポーツをする子供と全くしない子供の二極化が進んでいる
子供にスポーツをさせたいと考えている家庭は多いものの、実際にスポーツをしている子供と全くしていない子供の二極化が進んでいる。スクールやスポーツクラブを掛け持ちして学校以外で週5日以上スポーツをしている子がいる一方、体育の授業以外に運動をする機会のない子もいる。
世帯年収800万円以上の家庭のスポーツ参加率は64.7%、400~800万円の世帯は58.2%、400万円未満の世帯は47.2%と、収入によるスポーツへの参加率には大きな開きが出ている。
→ 住んでいる地域で手ごろな費用で参加出来るスポーツ少年団のようなチームには、まだ出来ることがあるんじゃないかなぁと思う。
・スポーツの低年齢化(早期専門化)とバーンアウトの問題
子供をサッカー選手にさせたい大人が、スクールやクラブチームを掛け持ちし、子供にサッカーを無理にやらせ過ぎてしまうことで、ケガの増加やバーンアウト(燃え尽き症候群)といった心身の疲弊が出ることが増えている。
→ サッカーをしているのは親ではなくコーチでもなく子供だということを、たまに振り返ってみることが僕自身も必要だと思う。
・その他:指導者の暴言、暴力、ひいき、指導力不足、親の関わり(過保護、過干渉)
→ 子供のスポーツで問題になるのは実は大人の問題がほとんどだったりする。欧米ではスポーツペアレンティングというものがあって、親が学ぶ機会が増えているようだ。子供のサッカーを通じ、僕たち大人も学んでいくことが必要だ。指導力向上や保護者を含めたチームビルディングなどを、僕はコーチとして取り組んでいかなければいけないと感じた。
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コーチと保護者の距離感
子供のサッカーにおいて、保護者の存在は非常に大きい。特に小学生年代は。保護者によってその子の成長が大きく左右されることも多いと思う。
練習の時や試合の時に、近くまで入ってきてしまう保護者も中にはいる。過保護や過干渉、サイドコーチングという問題もある。
クラブチームと少年団チームの違いもあって、どの位の距離感が正解なのか、答えはないと思う。試合の時は保護者と子供・コーチのテントを完全に分けているチームもあるし、みんなで和気あいあいとしているチームもある。
僕は子供の自立のために、試合の時は保護者の方にはベンチと離れて見守ってほしいと考えている。
僕がいるのは少年団チーム。クラブチームと違って保護者や地域のボランティアが協力し、支え合って作っていくチームだ。クラブチームのようにコーチと保護者の距離が遠いと、保護者は疎外感を感じてしまうこともあるかもしれない。
コーチだけではどうしても成り立たないのが少年団チーム。保護者の協力を得るためには、保護者が「自分もチームの一員だ」と思えることが大事だと思う。
保護者が主体的にチームづくりに参加出来るように、「保護者との距離感をコーチとして気をつけた方が良いよ」と以前、嫁さんに言われて反省したことがある。
保護者への感謝の気持ちや労いを忘れずに適度な距離感を持って、子供達の成長のために今日も頑張っていこうと思う。
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ドリルトレーニングについて
ドリルトレーニングとは技術の反復練習のことで、スペインではアナリティコと言うそうだ。
"サッカーはサッカーをすることで上手くなる"と言う考え方もあり、認知→分析→決断の伴わない"技術"だけにフォーカスしたドリルトレーニングを批判する方もいるようだが、僕は、反復することで身につく技術はベースとして絶対に必要だと思っているし、そのためにドリルトレーニングも重要だと思っている。ちなみにJリーガーを70人以上育てた静岡学園元監督の井田さんは、「15歳までに100万回触れ」と指導している。
間違った動作を繰り返すことで悪いクセが身についてしまうとか、コーンドリブルは上手いけど試合になると何も出来なくなる、みたいなデメリットもドリルトレーニングにはあると思う。そう言った部分に十分に気をつけながら、認知・判断の要素も取り入れられるように、見る・考えると言うことを常に意識・イメージさせるようなコーチの声かけがトレーニングでは大事だと思う。
トレーニングはあくまで上手くなるための手段であり目的ではない。トレーニング理論を競い合うより、目の前の子供が上手くなるために必要なものを柔軟に取り入れながら、トレーニングをしていきたいなと思っている。
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スポ少コーチの(余計な)プライド
成長するために手放した方が良いものの一つとして(余計な)プライドが挙げられると思う。
(向上心だったり責任感だったり、大切にしたいプライドも、もちろんある)
スポーツ少年団のコーチの中には(僕も含め)、なかなか捨て切れない・手放せない(余計な)プライドを持っている方も多いかもしれない。
・今までのやり方、自分のやり方への過度なこだわりがある
・自分と違う意見は受け入れない
・他のコーチには練習を任せない、または他のコーチのやり方を陰で否定する
・自分が認めている人の意見は聞くが、そうではない人の意見は全く聞かない、など。
余計なプライドを持ってしまう原因としては、
①自信過剰(過信)による勘違い
②自分に自信が無いこと(劣等感)を無意識に隠そうとする自己防衛本能
などがあると思うが、今回は②の劣等感から来るプライドについて考えてみたい。
劣等感が強いことにより、
「他の人より上に立ちたい」
「なめられたくない」
「馬鹿にされたくない」
等の思いや、理想の自分を守るために、自分を否定する意見・自分とは異なる意見を排除したり、過去の成功体験にしがみつき、今までの常識を疑ったり変えることが出来ないのではないかと思う。
勘違いではないしっかりとした自信や自己肯定感を持っている人は、ありのままの自分に(時には失敗したり、笑われることもある自分にも)OKを出せると思うし、自分とは違う意見も聞き入れられるのではないかと思う。
また、サッカー経験の有無や年齢などに関わらず、他の多くの人から(時には子供からも)学ぶ姿勢・謙虚さを持てるのではないだろうか。
コーチだって失敗する、ダメな所もいっぱいある、良い所もダメな所も含めてありのままの自分自身を受け入れることが大切だと思う。
またサッカーと同じで、中に入ってみると見えなくなる部分が、外からは見えることだってある。
スポーツ少年団は、サッカーがしたい子供と保護者、地域住民と指導者のチームだ。コーチは、保護者や子供から、もっともっと学んでいいはずだと僕は思う。
(もちろん聞き入れるべきではないただの文句と聞き入れるべき意見は分けて考えるべきだが)
自分自身の成長や子供の成長、チームの成長を阻害してしまっている余計なプライドを抱え込んでいませんか?
選手達は未熟だ。
そして・・・
俺達も未熟だ。
監督は神様にはなれない。
だから・・・もっと肩の力 抜いてやってくれ。
(福田達也・アオアシ)
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オスグッドって何?
小学校高学年ぐらいの子供に発生しやすい膝の成長痛"オスグッド"について調べてみた。
オスグッド病、正式名称は、オスグッド・シュラッター病と言うそうだ。
オスグッドは、膝の下あたりの骨が出っ張ってきたり痛みが出ることが特徴だが、一度痛みが出たら身長などの成長の伸びが止まるまではうまく付き合っていかなければならないことが多いようだ。
子供の成長期には身長が急激に伸びる時期があるが、この時に骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、硬くなった筋肉が無理に靭帯の付着部を引っ張ってしまうことで炎症が生じて痛みが発症する
成長期の子どもの身体には、普通の骨とは少し違う成長軟骨という骨があり、オスグッドは、膝の下の骨にくっついている成長軟骨が、硬くなった大腿部前面の筋肉(大腿四頭筋)に無理やり引っ張られることで、炎症を起こしてしまうもので、重度になると軟骨が剥離してしまうこともあるそうだ。
個人差もあるが、オスグッドは一般的に小学5年生から6年生〜中学生になる頃の成長期にかけて、もっとも起きやすいものだと考えられている。
オスグッドの予防としては、大腿四頭筋(もも前)の柔軟性を高めるために普段からストレッチをする習慣を持つこと。膝への負担が集中しないように身体全体の柔軟性を保つことが大切。
また、大殿筋や腸腰筋といったインナーマッスルやハムストリングス(太腿裏)を使った良い姿勢と良い動き方を身につけることも大切になる。
そして、時には休む勇気を持つことも大切だ。無理してサッカーをするよりも、ゆっくり休んで成長を待つ時間も、長い目で見ればその子の成長にとって大きなプラスになると思う。
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ヘッドダウンの癖
先日、知り合いの子がジュニアユースの試合に出ていたのを見る機会があった。元々小学生の頃から、ボールを持つとヘッドダウンする癖がある子だったが、2年ぶりぐらいにプレーを見ると、ヘッドダウンの癖は変わっていなかった。
頭を下げてボールばかりを見てプレーするため、すぐ寄せられてボールを失ってしまったり、周りが見えず適当なパスをして奪われるなど、ヘッドダウンの癖はサッカーではかなりのマイナスとなる。顔が上がっていれば、敵は簡単に寄せられないし、周りが見えるためプレーの選択肢は増える。
その子の小学生時代のチーム練習は、コーチからのフィードバックが無い中で、対面パスやドリブルドリルを長時間繰り返すことが気になっていた。反復練習の中で自分自身で気づける子は成長出来るのかもしれないが、間違った癖を修正せず反復することは間違った癖を強化してしまうことになると思う。
やはりそういう癖は小学生の間(12歳まで)に直してあげないとなかなか直らないんだなぁということ、そしてフィードバックの大切さを実感した。
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目の前の子供達に全力を注ぐ
以前、温度差の記事を書いたが、僕のコーチとしての温度は正直、高い方で、温度の低いコーチからは多少うざがられていると思う。。
ただ、熱さは出来る限り隠しているし、それを人には押し付けたりはしないようにしている。
結局、大人は変わらないし、人を変えようとするのではなく、変わるのは自分自身なのかなと思っている。
胸の中にいろんな思いを抱えながらも、自分がやるべきこと・役割(タスク)を全力で全うする・自分のベストを尽くすことが大事だと思う。
サッカーを楽しみに毎回来てくれる目の前の子供に対し、楽しくサッカーが出来る場所・サッカーを学べる場所を提供することが僕の今の役割であり、そこにベストを尽くしていきたいなと思っている。
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発達障害について知ろう
【発達障害とは】:
生まれつき脳の一部の機能に障害があることによる特性。
本人の得意・不得意などの特性と、環境や周囲の人との関わりのミスマッチから、社会生活に困難が発生するもの。
発達障害は見た目には分かりにくく、「わがまま」「困った子」「変わった子」などと誤解され、叱られることで、やる気や自信を失くしてしまいがちです。不登校や引きこもり、うつ、非行などの二次障害を防ぐためにも、発達障害への理解が大切です。発達障害は本人の努力不足や怠けではなく、親の育て方の問題でもありません。「困った子」ではなく「困っている子」と考え、サポートしていきましょう。
【発達障害の割合】:
2012年に文部科学省により、全国の公立小中学生約5万人を対象にした調査結果で、発達障害の可能性のある児童生徒の割合は6.5%でした。支援学校などに通っている児童生徒などを含めるとさらにこの割合は大きくなると考えられます。
【発達障害の種類】:
[自閉症スペクトラム障害(ASD)]
(特徴)
・臨機応変な対人関係やコミュニケーションが苦手
・こだわりが強い
相手の意図を汲み取る(いわゆる“空気を読む”)ことが苦手。人と視線を合わせない、表情が乏しい。強いこだわり、パターン化した行動。融通が利かず、予想外のことが起きるとパニックを起こしてしまう。など
(注意点)
コミュニケーションが苦手なため仲間外れにされたり、集団での活動が上手く出来ずに注意されることがある。また相手の気持ちが理解出来ずにケンカになったり、自分の気持ちを分かってもらえずに癇癪を起こす。こだわりが強く、変化が苦手なため、スケジュールが急に変わるとパニックを起こすことがあり、わがままだと誤解されたり、本人のこだわりを無理やりやめさせられそうになってパニックを起こすことがある。
[ADHD(注意欠如・多動性障害)]
(特徴)
・不注意
・多動性
・衝動性
集中力がない、落ち着きが無くじっとしていられない、思いつきで行動してしまう。忘れ物や物を失くすことが多い、過度のおしゃべり、順番を待つことが苦手。些細なことで大声を出したり手を出したりしてしまう。など
(注意点)
やるべきことがあっても集中力が続かず、他のことを始めてしまったり、忘れ物やミスが多く、片付けや整理整頓も苦手なため、注意されることが多い。じっと座っていることや順番を待つことが難しいため、周囲とケンカになってしまうことがある。感情のコントロールが苦手なため、カッとしたりイライラしやすく、些細なことでも手が出てしまうことがある。行動がコントロール出来ず、おしゃべりがやめられない。先生の指示で動いたり周りと合わせて行動したりするのが苦手なため注意や叱責を受けやすい。
[学習障害(LD)]
(特徴)
「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」、「計算すること」などのうちの特定の分野(または複数の分野)が苦手。
(注意点)
なぜ出来ないのか理解してもらえないことがある。得意な分野と不得意な分野の差があるため、障害ではなく、その子の勉強不足、努力不足と捉えられて、注意や叱責を受けやすい。
※上記の3つの障害を重複していることもあり、人により様々な特性が出てくることがあります。
[その他]
チック障害、吃音(症)など
【発達障害のグレーゾーン】
グレーゾーンとは発達障害の特性があるものの、診断基準は満たさない状態を指すもの。はっきりと診断された場合と比べ困難は少ないと思われがちですが、周りの理解や支援が得られにくいなど、グレーゾーンならではの悩みもあります。
【発達障害の二次障害とは?】
発達障害を持つ人は、適切な支援を受けることが出来なかったり、環境が合わなかったりすることで、不登校や引きこもり、不安障害、うつなどを発症してしまうことがあり、それを二次障害と言います。二次障害の症状は個人によって異なります。
・二次障害の原因:
ミスをしやすい、空気が読めないなどの発達障害の特性により、注意や指摘、叱責などをされる機会が多く、日常的にかなりのストレスを感じることもあり、その結果、自分を否定的に捉えたり自信を失くして、引きこもりや不安障害、暴力的な行動、うつ症状などに繋がってしまうことがあります。
【療育とは】
療育とは、個々の発達や障害特性に応じて困りごとを解決したり、将来の自立や社会参加を目指し支援をすること。保護者が子供との接し方を学ぶペアレントトレーニングなどがあります。療育は発達障害の二次障害の予防にも繋がります。
子供は、一人一人発達のスピードが違います。特に発達障害のある子供は、その子の特性に合わせた関わりをすることで、出来ることを増やしたり、隠れている力を引き出すことが可能と言われています。
【薬物療法】
症状によっては薬による治療が必要になる場合もあります。(原則として6歳以上から処方が可能)
薬物は障害を根本的に治すものではなく、症状の緩和が目的です。また、副作用が出ることもあるので医師とよく話し合い、容量・用法を守った服用を心がけましょう。
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