サッカーで育む"生きる力"
サッカーは勝利を目指して戦うスポーツだけど、ジュニアサッカーでは結果が全てではないと思う。
そして勝利を目指して戦う日々の中で様々な副産物を与えてくれるのがサッカーだ。
自分で考え決断し行動する力
仲間と協力する力
自分自身の強みや課題に向き合う力
人の気持ちに寄り添う共感力
支えてくれる人への感謝の気持ち、など
サッカーは、副産物としてたくさんの"生きる力"を育んでくれる。
悔しさや挫折など、上手くいかなかったことも含めて、サッカーを通じて仲間と一緒に最後まで頑張った日々は、卒業した後もきっと大きな力になると思う。
この春、卒業するみんな。
サッカーを頑張った日々を力に、これからもいろんなことにチャレンジしてね!
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W杯出場決定の感動を子供達へ
サッカー日本代表がアジア最終予選オーストラリア戦で2-0で勝利し、グループ2位以上確定となり、2022W杯への出場を決めた。
今回の予選では初戦のホームゲームを落としたり、監督の采配への批判が集中するなどいろいろあったが、何とか無事に出場が決まったことは本当に嬉しいニュースだ。イタリアが2大会連続で出場を逃すヨーロッパ予選と違い、アジアは恵まれているとも思う。
今回の試合は、ワールドカップ出場が決まる試合としては初めて地上波での放送が無く、DAZNの独占配信となった。
(ちなみに僕はDAZNのお試し期間終了後、契約しておらず、YouTubeの裏解説を観ながら応援していた)
ネットが普及しているとはいえ、地上波テレビの影響はいまだに大きい。今回のW杯出場の感動が一般のサッカーに興味がない家庭や子供たちにあまり届かなかったということは残念だ。
サッカーを日本の文化にするには、日本代表を観てサッカーに興味を持ち、サッカーを始める子供達が増えることが必要だと思う。
サッカー好きな家庭じゃなくても、日常にサッカーがあって自然とサッカーに触れられる、そんなサッカー文化が根付いてほしいなと思う。
そういった意味で、僕ら地域のジュニアサッカーチームも、地域との繋がりが大事なんだとあらためて感じた。
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子供の前でコーチの悪口を言う保護者
Aさんの所へ行くとBさんの悪口を言って、Bさんの所へ行くとCさんの悪口を言う感じの保護者がいる。
悪口、噂話が大好きなんだろう。子供の練習をたまに見に来て、コーチのダメな所を探して、他の人に悪口を言う。
僕がコーチとしてチームに関わる前、その人からたくさんのコーチの悪口を聞いてきたから、多分いまは僕の悪口も言っているのだと思う。
家で夫婦の間で言っているだけなら、好きにすれば良いが、子供の前でコーチの悪口を言うのは子供には悪影響でしかないと思う。
以前、自分の子とうちの子に「◯◯コーチはサッカー知らないから、聞かなくていいよ」と言っていたらしく、本当に残念な気持ちになった。
自分の方がサッカーを知っていると言うプライドなのか、自分の子供が思うように上手くならないイライラなのか、コーチのせいにすることで子供を守ろうとする親心?なのかもしれない。
大人からコーチの悪口を聞いた子供は、コーチのアドバイスは聞かなくなり、もっと成長のスピードは落ちてしまう。そして、うまくならないことを人のせい、環境のせいにするようになる。
悪口を言う親を見た子供は同じように悪口を言う人になってしまう。うまくいかないことを人のせいにして努力しない人になってしまう。
成長するには、自分の課題と向き合い、自分の課題解決に向け、"自分ごと"として取り組んでいくことが大切だ。
だから、"子供の前では"どうか悪口は言わないでほしいと思う。
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サッカーのスプリント回数とは
サッカーのスプリント回数について調べてみた。
スプリント回数とは、試合中に時速24km以上のスピードで走った回数のこと。
時速24kmは、100mを15秒、50mを7.5秒で走るスピードと言った方がイメージしやすいかもしれない。
ちなみに文科省2020年のデータで小学6年生男子の50m走平均は8.91秒。
どうでも良いが、40代男性平均の目安は8.5秒程のようだ。つまり僕と同じ40代の平均的なおじさんは、どんなに全力で走ってもスプリント回数は0になる(泣)
2021シーズンのJリーグスプリント回数はマリノスの前田大然選手がダントツだった。総スプリント数は1457回で、2位の869回を大きく引き離す結果だった。
1試合の平均にすると約40回。1試合の最高回数は66回だった。DFの裏へ抜けてパスを引き出したり、守備では積極的なプレスで貢献していた結果だと思う。
2016年の記事で、Jリーグとブンデスリーガのスプリント回数を比較するというものがあった。
2014〜15シーズンの比較で、
走行距離は1試合のチーム平均で、ブンデスリーガ116.1km、Jリーグ113.1kmと大きな違いはないものの、スプリント回数はブンデスが211回、Jリーグが159回と大きな差となっている。
差が大きくなった原因としては、チャンスの時にゴール前に全力で入ってくる選手の人数の差だろうとのこと。例えばクロスの時、ゴール前の人数が少なければその分得点の機会は少なくなり、多くの選手が絡むことで、得点の確率は上がってくる。
(またスプリントの回数だけではなく、スプリントした距離も1位の選手の比較で、ブンデスリーガ20m程、Jリーグ10m程とかなりの差があったとのこと)
ちなみに21-22シーズンここまでのブンデスリーガと2021年シーズンのJリーグのスプリント回数1位チームを比較すると、
バイエルンミュンヘン253
横浜Fマリノス211
と大きな差が見られた。
※夏の暑い時期に開催するというJリーグのハンデを差し引いても、かなりの差だ。
ただ、差があるということは、伸びしろがあるということで成長のチャンスでもあると思う。
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サッカーシャツ インにする?アウトにする?どっち?
サッカーのシャツをインにすることについて考えてみた。
サッカーの競技規則で「シャツをインにしてプレーしなければならない」というルールは、2012年に撤廃されており、シャツをアウトにすることはルール上全く問題は無い。ただ、僕の住んでいる地域のジュニアサッカーの現場では、今も多くのチームの子がシャツをインにしてプレーしており、大会の時にシャツを出していると審判に注意される。
シャツを出しているとだらしないという見た目の問題だったり、シャツが出ていると接触プレーの時にケガをするリスクがあるという配慮だったり、「そういうものだからそうしろ」という”伝統”だったりするのだろう。
今はプロ選手のほとんどがシャツをアウトにしてプレーしている。以前、鹿島アントラーズにいた金崎選手が、シャツをインにしたいと希望したが、スポンサーのロゴが見えなくなるのでクラブから反対されたというエピソードもあった。
今のユニフォームはシャツをアウトにすることを想定してデザインされているそうだ。アウトにして見えるように腰の部分にスポンサーのロゴが入っていたりもする。
シャツをインにするか、アウトにするかで運動後の体温が4~5度違うとのこと。(サーモグラフィー測定値)
これは2018年のニュースだ。
夏の暑い時期に体温が4~5度違うとパフォーマンスにはかなり大きな差が出ると思う。
シャツをアウトにしている大人が、子供にシャツインを強制することに、僕は違和感を感じている。熱中症が話題になってもシャツインの伝統は変わっていない。
主役である子供達にとって、はたしてどっちが良いのだろうか?
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朝散歩
コロナ禍・自粛生活による、 運動不足解消やストレス軽減、ダイエットに効果的な、“朝散歩” のメリットを紹介したいと思う。
【朝散歩のメリット】
①セロトニンの活性により、意欲の向上、ストレスの軽減、 脳の疲労回復が図れる。
セロトニンは太陽光を浴びることや、リズム運動により、活性化されるそうだ。朝日は紫外線が少ないので、お肌にも優しいし、散歩をすればより活性化が期待できる。
※セロトニン:脳内の神経伝達物質の一つ。で、精神を安定させる働きをする。(別名:幸せホルモン)
②体内時計のリセットにより、 日中の活動性向上や夜の睡眠の質向上につながる。
生活リズムの乱れは健康に影響を与える。朝起きて、朝日を浴びることで体内時計はリセットされ、夜は自然に眠くなる健康的なサイクルが作られる。
③ビタミンDの生成により、骨が丈夫になる・骨粗鬆症の予防になる。
ビタミンDは食事だけではなく日光浴によって生成される。そして、散歩はランニングと違って年齢膝にも優しいし、骨への無理のない適度な刺激は骨粗鬆症予防に最適だ。
④脂肪燃焼に効果的なため、ダイエットに最適。
空腹な朝に運動することで、脂肪燃焼効果は高まる。ただ、朝は脱水傾向があるため、散歩前には必ず水分補給をするようにしましょう。
これから外に出やすい季節。
ぜひやってみてください。
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裸足でボールを蹴る
コロナ禍でサッカーチームの活動が休止していて、家の中で自主トレする子も多いと思う。
僕も家の中で「裸足でボールを蹴る」機会が増えていて、それによって足のボール感覚が良くなったと感じる。裸足だと"何となく"ではなく、ここに当てればいいんだという感覚・適切な当てどころ(ミートポイント)を意識することが出来る。きちんとした当てどころで蹴る・止めるが出来るようになる。(ような気がする)
靴を履いている時は多少、当てどころがずれてもごまかすことは出来る。けど、裸足の時はきちんとインパクトをしないとちゃんとしたキックは蹴れないし、トラップも大きくミスしてしまう。そして、何より足が痛い。ペチンという変な音がして当たった所が赤くなったりする。
普段何となく蹴っている子も多いと思うけど、裸足でボールを蹴ることでボール感覚は確実に磨かれると思う。
裸足なら、ボールの感覚や質感、硬さや温度など、いろんな情報を感じられる。人間が本来持っている感覚を研ぎ澄まし、呼び起こすことが出来るんじゃないかなぁなんて、何となくと思う。
そして、何より裸足でボールを蹴るのは気持ちいい。
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真剣さと遊び心と
ジュニアサッカーは、"目先の結果至上主義"と"目先の楽しさ至上主義"、そのどちらにも傾かないバランスが大切だと思う。
勝利が全てではないが、勝利を目指し全力を尽くすことが大事だ。挫折や敗北を経験し、それでも諦めずに勇気を持ってチャレンジを続けること、そういったプロセスが個人やチームを成長させていく。
ジュニアサッカーは子供達にとって通過点でしかない。短期的な結果に捉われず、これから先を見据えた長期的な視点で子供達の未来を考えることが大人には必要だと思う。
また、「ただ楽しければいい。勝ち負けに意味はない」という目先の楽しさ至上主義は、競争にも競争相手にも誠実さを欠いており、結果至上主義と同様に指導者主体だと思う。
未来のある子供を預かっている責任をコーチは考えなければいけない。「責任を取る」必要はないかもしれないが、「責任を感じる」ことが大事だ。
新年度、真剣さと遊び心と、どちらも大切にしながら、バランスを取りながらやっていきたいなと決意を新たにしてます。
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世界情勢と子供の世界
ロシアによるウクライナ侵略が続いている。武力を使った一方的な現状変更、民間人への攻撃など絶対に許されない行為だ。
僕の住む街のジュニアサッカーチームにはロシアや中国、韓国、フィリピンなどをルーツに持つ子も最近は増えている。
子供達はテレビやネットで、町が壊されていく光景や、逃げ惑う人々を見て心を痛めていると思う。僕は親としてコーチとして子供達に何を伝えていくべきだろうかと考える。
過去、多くの国で侵略や屈辱の歴史があった。世界はいつだって残酷で、綺麗ごとだけでは生きていけないかもしれない。でもこれからの世界を作っていくのは子供達だ。
人には様々な考えや価値観がある。自分の考えを押し付けることや、自分と違う考えを否定するのではなく、それぞれの違いを尊重することが大切だと思う。そして自分の意見を持つことも大切だ。
自分がされて嫌なことを人にしないようにしよう。
自分がされて嬉しいことを人にしてあげよう。
人のことも自分のことも大切にしよう。
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プロゲーマーの不適切発言について
少し前だが、プロゲーマーの差別発言が問題になり、スポンサーが降りたり、所属チームから解雇されるというニュースがあった。
身体的な特徴を差別する言動、「人権がない」と言った発言については厳しく対処されるべきだと思う。「ゲーマー界隈のネットスラングだから」と言って、曖昧にしては今後のプレーヤーの成長や業界の成長は無いだろう。
eスポーツというものを盛り上げていくなら、選手の技術だけではなく、人間性の部分の成長も考えなくてはいけないし、選手の言動について所属チームのマネジメントが絶対に必要だと思う。
サッカーチームにもオンラインゲームに夢中になっている子は多い。ゲームの中で使われる"煽り"の言葉は、現実では絶対に受け入れられない不適切な言葉かもしれない。不特定多数が見るSNSでの発言にも十分に気をつけなければいけない。
言葉は時に誰かを傷つける武器になるのだから。
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