サッカーのスプリント回数とは
サッカーのスプリント回数について調べてみた。
スプリント回数とは、試合中に時速24km以上のスピードで走った回数のこと。
時速24kmは、100mを15秒、50mを7.5秒で走るスピードと言った方がイメージしやすいかもしれない。
ちなみに文科省2020年のデータで小学6年生男子の50m走平均は8.91秒。
どうでも良いが、40代男性平均の目安は8.5秒程のようだ。つまり僕と同じ40代の平均的なおじさんは、どんなに全力で走ってもスプリント回数は0になる(泣)
2021シーズンのJリーグスプリント回数はマリノスの前田大然選手がダントツだった。総スプリント数は1457回で、2位の869回を大きく引き離す結果だった。
1試合の平均にすると約40回。1試合の最高回数は66回だった。DFの裏へ抜けてパスを引き出したり、守備では積極的なプレスで貢献していた結果だと思う。
2016年の記事で、Jリーグとブンデスリーガのスプリント回数を比較するというものがあった。
2014〜15シーズンの比較で、
走行距離は1試合のチーム平均で、ブンデスリーガ116.1km、Jリーグ113.1kmと大きな違いはないものの、スプリント回数はブンデスが211回、Jリーグが159回と大きな差となっている。
差が大きくなった原因としては、チャンスの時にゴール前に全力で入ってくる選手の人数の差だろうとのこと。例えばクロスの時、ゴール前の人数が少なければその分得点の機会は少なくなり、多くの選手が絡むことで、得点の確率は上がってくる。
(またスプリントの回数だけではなく、スプリントした距離も1位の選手の比較で、ブンデスリーガ20m程、Jリーグ10m程とかなりの差があったとのこと)
ちなみに21-22シーズンここまでのブンデスリーガと2021年シーズンのJリーグのスプリント回数1位チームを比較すると、
バイエルンミュンヘン253
横浜Fマリノス211
と大きな差が見られた。
※夏の暑い時期に開催するというJリーグのハンデを差し引いても、かなりの差だ。
ただ、差があるということは、伸びしろがあるということで成長のチャンスでもあると思う。
★ジュニアサッカーの情報はこちらから★