お父さんコーチについて
お父さんコーチについては賛否両論いろんな意見があって。。。賛否と言っても、おそらく"否"が9割ぐらいだと思う。
先日も、強豪国はお父さんコーチがいないという記事があり、
twitterとかでも話題になってたけど、実際ドイツはお父さんコーチがいっぱいいると、中野吉之伴さんは言ってたし、サッカーに絶対は無いように、お父さんコーチが100%良いとか100%悪いとかいう話では無いと思う。スポーツ少年団のようなチームでは、コーチが足りずお父さんに頼らざるを得ないというような事情もある。
僕は保護者の立場からお父さんコーチを見てきたし、今は自分もお父さんコーチとして関わっている立場から、"お父さんコーチ"について自分が思うことを書こうと思う。
お父さんコーチの1番の問題点として、"ひいき"が挙げられる。
「コーチの子供だからスタメンで出ている、コーチの子供だからMVPに選ばれた」など、保護者や子供に思われるようになったらチームの信頼関係はすぐに失われてしまう。それはお父さんコーチの子供にとっても周りの子供にとっても、良いことではない。
正当な実力で選ばれたとしても、そう言う目で見られてしまう場合は、子供は辛い思いをするだろう。
また明からなひいきで、実力に下駄を履かせて、お父さんの力で選ばれた場合、子供は自分の力で勝ち取るという経験を失ってしまう。
どちらにしてもお父さんコーチは悪影響となるリスクを秘めている。
[こんなお父さんコーチは困る]
・自分の子供にだけ厳しいor甘い
・自分の子供が他のコーチに怒られるのが嫌で、自分が真っ先に怒る
・自分の子供を優遇
・仲の良い保護者の子供を優遇
・自分の子供と仲の悪い子に厳しい
・お父さんコーチの奥さんが周りの保護者に大きな態度を取る
親は自分の子供を2〜3割増しぐらいで見てしまうものだ。特に初めての子や、男の子の場合は過度に期待してしまうことが多いと思う。僕もそうだった。。。
一方、自分の子供を預けているコーチに対し、過度に気を使ったり持ち上げてくれる保護者は多い。ボランティアで関わっているコーチに対し、保護者は批判しづらいとも思う。小学生の子供は無批判にコーチの言うことを信じてしまうものだし、クローズドな環境の中で勘違いしてしまうお父さんコーチがいるのは普通のことだと思う。
だからこそ、そうなりやすいという自覚が必要だし、そうならないような環境設定が大切だと思う。例えば。。
・自分の子供の学年はメインコーチにならない。
・試合のメンバー決め、采配、大会のMVP決めには一切口出ししない。
・審判や保護者会の仕事など裏方の仕事もする。
・大切な子供達を預かっているという責任と謙虚な気持ちを忘れない。。など
お父さんコーチの皆さま、子供達のために頑張っていきましょう!
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