話の長いコーチ
ジュニアサッカーでは話の長いコーチがけっこう多い。試合の後、炎天下や寒空の下、1時間近くも話をしているようなケースもある。自分が話をしてるうちに、エキサイトしてきて段々長くなってしまうんだろう。気持ちはすごく良く分かる。子供達に言いたいこと、改善してほしいことは山ほどあるとは思う。でもおそらく3分も過ぎれば、子供達に話の内容はほとんど入っていない。大人であっても集中力はそれ程長くは続かない。
熱血コーチの気持ちのこもった演説も、3分以降はただの独り言になってしまっているのだ。
3人ぐらいコーチがいてみんなが同じように長話をしていたら、子供にとっては結構な地獄だ。「ちゃんと聞けよ!」って怒鳴りつけたとしても、子供は聞いている振りが上手くなるだけだと思う。
サッカーのコーチングでは、"Quick、Simple、To the Point"が大事だと言われる。伝えたいことはポイントを絞ってシンプルに伝えることが大切だ。
長過ぎる話、長過ぎる説明やデモンストレーションは、練習のテンポが悪くなって、効率的な練習にはならない。
コーチが今までやってきたサッカーを、この短時間の練習時間で全て子供達に伝えることは出来ない。子供達の成長に合わせて焦らずにゆっくりと伝えていけたらいいなと思う。
「スピーチとスカートは短い方がいい」
(博多華丸・大吉)
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